胴着を着て運動すると汗もかきますが、胴着の襟の部分にすごい黄ばみができてしまいます。
洗濯機にかけても、何度手でこすっても全然落ちないのがこの黄ばみです。
なんとかしてこの黄ばみを落とせないかと悪戦苦闘しているあなた。
そんなあなたにとっておきの染み落としの秘策を伝授いたします。
そもそもなぜ落ちにくいシミなのか
襟周りの頑固な汚れ、これはただの汗ジミと違って、皮脂やタンパク質が溜まったものなので、かなり落ちにくいです。
ワキにできた汗ジミよりも、襟や袖にできた汗ジミはこすれることも多く、皮膚の汚れも一緒にシミとして癒着してしまうため、いくらこすったり洗濯機にかけても、全然落ちないのです。
落ちないどころか、ほんと薄れもしない頑固なシミ!!
ではこの頑固なシミを、どう落としていけばいいのでしょうか?
襟についたシミの落とし方
その襟の頑固な汚れはこうやって落としてみてください。
まずは用意するものとして、洗剤を自作します。
作り方も簡単なので試してみてください。用意するものも簡単で安く手に入りますよ!
必要なもの
今から作ります洗剤は、不入流というクリーニングの流派で使われている洗剤です。
・固形の石鹸
家にある石鹸や近くの薬局に売ってあるようなものでもOKです。
何を使ったらいいという指定はありませんが、洗濯用石鹸は成分が違うので、普通の石鹸を使うようにしましょう。
・おろし金
ご家族が居る家庭には置いてあることが多いですね。
石鹸を細かくするためのものですので、なくても他に細かくする手立てがあるなら代用してもいいでしょう。
私はみじん切りできないか試しましたが、後で混ぜた時に石鹸が溶けにくかったので、おろし金が一番カンタンでおすすめです。
・重曹
重曹はサニーや西友などのスーパーに売ってありました。安いしすぐに手に入りますよ。
・アンモニア水
【第3類医薬品】日本薬局方 アンモニア水(500mL)【小堺製薬】
アンモニア水はスーパーでなかなかみませんが、ネットで簡単に手に入ります。
小さいお手頃サイズもありますよ!
作り方
分量通りに入れて混ぜたら完成です!
削った石鹸:重曹:アンモニア水=3:2:1
この分量でコッブなどの器で作ってみてください。
注意事項
たくさん作っておけばいつでも使えるじゃん!と沢山作り置きしようとしているあなた、ちょっと待ってください。
この洗剤にはいくつか注意事項がございます。しっかり守るようにお願いいたします。
- 1〜2日以内に使用
- 必ず換気
- ゴム手袋を使用する
※動物性繊維には使用不可ですが、おそらく殆どの胴着はこれを使って大丈夫と思います。
ゴム手袋は100円ショップのものでもいいですし、使い捨てがあれば楽ですね。
【訳あり】No.535 ニトリル手袋 ネオライト パウダーフリー ホワイト Mサイズ(100枚入)
手先が使いやすいほうがいいので、薄めの使い捨て手袋がおすすめです。
アンモニアは石鹸の洗浄効果を高め、しかもアンモニア+重曹でしみ抜き効果が高まります。最高の組み合わせですね!
ステップ1:大根を汚れのサイズに合わせて切る
大根を様々な大きさにカットします、後でシミにこすりますので、細すぎず、短すぎずがPOINTです。
シミにつける面に碁盤のように切込みを入れていきます。料理をされる奥様なら、「味を染み込ませるこんにゃくのように切込みを入れる」と言ったほうがわかりやすいでしょうか?
ステップ2:大根を使って自作洗剤を塗る
大根の切込みを入れた面に先程作った洗剤を含ませます。
それをこすると、きれいにシミが落ちていくのです。
大根には皮脂やデンプンを分解してくれるジアスターゼという酵素が含まれており、この成分が襟のシミ落としにピッタリなんです。
ステップ3:漂白剤を使う
漂白剤は塩素系漂白剤を使います。
漂白剤が入った水に30分浸してください。
その後きれいに洗いで、洗濯すればきれいにシミが落ちていますよ!
まとめ
胴着の襟についたシミは本当に落ちにくいです。
もし困ったらこのやり方でシミを落としてみてくださいね!