博士
「エアコンから水漏れしてるけどまぁいっか」
見て見ぬふりしていると、後々大きな出費をうむことになります。まずエアコンの水漏れは、エアコンのどこから水漏れしているかによって、原因とその対策が変わってきます。
エアコンの水漏れの原因と対処法を紹介します。
さらに賃貸物件に住んでいる方向けに「エアコンの水漏れを放置して使い続けたときに起こりうるトラブル」についても記載しています。ぜひ参考にして下さい。
エアコンの水漏れを放置し続けるとどうなるか?
博士
エアコンのどこから水漏れしているのか原因をしっかり突き止めて対策を行いましょう。
エアコンフィルタをつたって水漏れ
エアコンフィルターがホコリで目詰まりを起こしていると、エアコン内部の空気の流れが悪くなります。
空気の流れが悪くなったエアコンは、空気が上手く回らずエアコン内部が過剰に冷却されてしまいます。
その結果、冷えすぎたエアコン内部では結露が発生し、吹き出し口から水漏れすることになるのです。
エアコンフィルタの対処法
エアコンフィルターを丸洗いしてホコリを取り除きましょう。水洗いしたあとは完全に乾燥させてからエアコンに取り付けて下さい。
ドレンパンのキャパオーバーによる水漏れ
エアコン内部にはドレンパンと呼ばれる結露水を溜めるお皿のようなものがついています。
そのドレンパンに溜まった結露水を外へ排出するため、ドレンパンにはドレンホースと呼ばれる排出ホースが室外へと繋がっています。
このドレンホースにホコリや汚れが詰まると、ドレンパンの中にある結露水がオーバーフローしてしまい、室内へと水漏れしていまいます。
ドレンパンの水漏れ対処法
ドレンホース内の詰まりを解消するには、エアコン用のドレンホースクリーナーを使用します。ドレン用サクションポンプとも呼ばれており、ネットはもちろんホームセンターでも取り扱っています。料金は3,000円程度です。
冷媒配管のむき出し・亀裂・破損による水漏れ
冷媒配管とは、エアコンの室内機と室外機を繋ぐ冷媒ガス配管のことを呼びます。この冷媒配管は銅で出来ており、結露防止のためにカバーが付いています。
しかし、この結露防止用カバーが何らかの原因で外れていると、冷媒配管がむき出しになってしまい結露水が室内機へ漏れることがあります。
冷媒配管の水漏れ対処法
結露防止用カバーが外れている場合は、カバーを付け直す必要があるので業者に依頼しないといけません。またカバーが外れて冷媒配管に亀裂や破損があった場合も修理が必要となります。
エアコン内部から風にのって水が降ってくる
エアコン内部から水が降ってくる原因は、フィルターの目詰まり・アルミフィンの目詰まり・ルーバーの結露が主な原因です。
アルミフィンとは熱交換器のことを呼びます。エアコンフィルター同様に、ホコリや汚れで目詰まりを起こします。
アルミフィンも目詰まりが原因で空気が上手く循環せず、エアコン内部が冷却されすぎてしまうため結露が発生してしまいます。
アルミフィンの水漏れ対処法
アルミフィンの掃除はプロによるエアコンクリーニングがおすすめです。自宅で掃除する場合は掃除機で汚れを吸い取るだけにしましょう。ブラシや洗浄スプレーの使用は、ホコリを奥に押し込んでしまう可能性があります。
ルーバーとは風向板のことです。室内の湿度が高いときにエアコンをつけるとルーバーに結露が発生し、水滴が垂れてきます。これはルーバーを上向きにすることで結露を防ぐことが出来ます。
エアコンの水漏れを放置したまま使い続けてもいい?
博士
水漏れ放置のリスク
- 電装部分に水がかかりショートして火災
- エアコンから異臭
- 壁やクロスが汚れる
- フローリングが腐る
- エアコンの故障
エアコンの水漏れは放置していても勝手に直ることはありません。エアコンの修理や買い替えが必要になる前に、エアコンクリーニングを行うことをおすすめします。
賃貸物件のエアコン水漏れを放置したらどうなる?
博士
賃貸物件のエアコン水漏れ放置リスク
- 壁紙、フローリング腐食で弁償
- 自分で施してエアコンが壊れたら弁償
- 近隣住民への被害
賃貸の入居者には「善管注意義務」という法律があり、借りた部屋の管理者として責任をもつことが求められます。エアコンの清掃を怠った場合の破損などは、善管注意義務違反にあたる場合もあるのです。
しかし、入居して1年も経っていないのにエアコンが壊れた場合や業者の取り付け方が悪い場合などは例外になることもあります。
取引上において一般的・客観的に要求される程度の注意をしなければならないという注意義務のこと。すべての取引においてこの注意義務が要求されるものではなく、この注意義務が要求される取引の種類は限られている。
1.善管注意義務の意味
善管注意義務とは、正確には「善良なる管理者の注意義務」のことであり、民法第400条の条文に由来する。
民法第400条では、特定物(中古車・美術品・建物のようにその物の個性に着目して取引される物のこと)の引渡しの義務を負う者は、その引渡しが完了するまでは、その特定物を「善良なる管理者の注意義務」をもって保存しなければならない、と定めている。この民法第400条の趣旨は、例えば美術品の売買契約が成立した場合に、契約成立後から美術品の引渡しまでの期間においては、美術品の売主は、一般的・客観的に要求される程度の注意義務(すなわち善管注意義務)をもって保管しておかなければならない、ということである。従って、契約成立後から美術品の引渡しまでの期間に、何らかの事情で美術品が破損したとすると、売主が一般的・客観的に要求される程度の注意義務(善管注意義務)を果たしていたかどうかが問題となる。善管注意義務を果たしていたのであれば、売主には過失がないことになるので、売主には債務不履行責任(民法第415条の責任)は発生しないことになり、破損による損失は危険負担(民法第534条)として処理されることになる。このように善管注意義務は、その義務を果たしていれば、債務者が責任を回避できるという点に実益がある。
2.善管注意義務が要求される場面
民法第400条では、特定物の引渡し前に善管注意義務が要求されると規定するが、これ以外にもさまざまな民法の条文で善管注意義務が要求されている。具体的には、「留置権にもとづいて物を占有する者(民法第298条第1項)」「質権にもとづいて物を占有する者(民法第350条)」「委任契約の受任者(民法第644条)」などである。3.善管注意義務よりも軽い注意義務
民法では、善管注意義務よりも軽い注意義務を要求する場合がいくつかある。例えば、無報酬で物の保管を引き受けた者(受寄者という)は、その物の保管について「自己の財産におけると同一の注意をなす義務」を負う(民法第659条)。また、親権者は子の財産を管理するにあたっては、「自己のためにすると同一の注意をなす義務」を負う(民法第827条)。このように「自己の財産におけると同一の注意をなす義務」「自己のためにすると同一の注意をなす義務」と表現するのは、いずれも注意義務の程度が「善管注意義務」に比べて軽いということを意味している。従って、例えば無報酬の受寄者が保管していた物を、その受寄者の不注意によって破損した場合には、受寄者の注意義務は軽いので、重大な不注意(すなわち重過失)があるときだけ、受寄者は損害賠償責任を負う。逆に、軽い不注意(すなわち軽過失)であるならば、受寄者は損害賠償責任を負わない。
エアコンの水漏れを放置まとめ
博士
- エアコンが故障する
- エアコン内部に水が入るとショートする
- 床、壁、壁紙が腐る
- 賃貸の場合は弁償の可能性あり
エアコンの水漏れを放置したまま使い続けても、何1つ良いことはありません。面倒くさがらずにエアコンの水漏れに気づいたら、すぐに原因を特定して下さい。
「たかがエアコンの水漏れ」が大きな出費をうむ前に、エアコンクリーニングを利用して出費を抑えることも賢い手だと思います。
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